今月のテーマ、料理に合わせて、食物の映像提供を呼びかけたいと思います。食物のスチール写真は、完璧なライトとあふれ出る汁のきらめきを捉えることができますが、食物の映像では本当にジュースが流れます！食物に注力し楽しむ他の人たちを見ると、よりリアルに感じられるでしょう。それが買い物だろうが、準備＆料理だろうが、はたまた食べること自体であっても関係ありません。
例えば、パーフェクトなピザやパエリア、プレッツェル、パイなどに打ち込む映像は、弊社で販売したいものの1つです。食べるという行為をリストアップしたらきりがありません。ベッドでの朝食から、出先での朝食、ブランチ、ランチ、おやつ、ご馳走、屋台の食べ物、食べるとホッとする料理、スローフード、ファーストフード、自家製の食べ物、スナック、そして食べ放題まで、様々あります。
映像の企画時には、ターゲットとなる人の層を考えるのが重要です。注目したいのが農産物なのか、人なのか、または環境なのか、あるいはこれら全てなのかを考えておきましょう。そしてターゲット層についても知る必要があります。アピールしたいのは、若い家族やカップル、独身者、自営業、コマーシャルのプロデューサー、PR会社ですか？それぞれの層は、異なる価値を表します。選んだ食物のジャンルにおける今どきの映像スタイルを理解していることも、同じように大切です。リサーチを行い、他の人が類似の仕事でどのような制作を行ったか見て、そこから学び、そして自分なりのものにしてください。私たちがこれを言う必要はないかと思いますが、自分の映像を販売したいなら、大勢の中から抜きん出る必要があります。それからその他の重要な点としては、絵コンテを作る、三脚を使う、信憑性のある演技をする俳優・女優を雇う、撮影場所と人物モデルからの承諾書を取得する、などです。入念に計画、準備すればするほど、関係者はよりリラックスして参加できるようになります。
もちろん、白背景での食物ばかりではなく、食物を扱う環境・雰囲気が必要になります。食物を準備しているなら、キッチンのセット内で柔らかい拡散光を使って、絞りを開けた（絞り値が小さい）一続きの映像の方が、ハイキーで白背景のスタジオ撮影よりも、圧倒的に魅力的になります。親しみやすく、趣味良くしましょう。
食材の生産についても弊社で取り扱いたい題材です。自家製のオーガニックの農産物は、スローフードの動き（ファーストフードに代わるものとして）と一緒に、現在の忙しい社会に暮らす人々へアピールします。彼らは、外で食べることとは対照的に、食物に対する時間を取ろうとしています。そしていつしか標準的な考え方になったと言えます。この動きが始まったイタリアでは、人々が家で作りたい多くの料理を発展させました。パスタからトルテッリーニ、点心、寿司まで、彼らはただ食事を準備すると言うよりデザインしています。健康的で、自然な、栄養価の高い食物のラインナップと、それを一緒にもたらす世代の動画を、私たちは取扱いたいと思っています。
食べることは、ほぼ間違いなく旅行を計画する理由の1つでしょう。今日の多様な食文化に対する意識は、グローバルに活動する人にとっての決め手になります。しかし、多くの外国人が故郷の愛着ある料理を作り、自分の国を懐かしく思わせるものでもあります。うちに帰りたいと思わせるものか、旅行したい気持ちをくすぐるものかに関わらず、ローカルな食物を是非見せてください！
友達を呼んで、パーティーを開き、一緒に食事をして、カメラを動かし続けましょう。スナックや二人分のデザートもどきで、ちょっとした瞬間を捉えてみてください。しかしその時には、ありのままで魅力的、そして美味しそうに見えるようにしましょう！
